悲しき田んぼ

 山間の一之貝もUNEの晩稲の大正糯の刈取りが最後でもう田んぼには稲が残っていないかと思いきや?UNEの田んぼの近くにまだ倒伏して刈り取られていない田んぼが7枚程残っています。

 一体何が?

 今年が中山間地直払い制度の第5期(1期5年)の最終年度、来年からまた新たな期間が始まりますが、5年間耕作できる自信のない農家は今年で止められる方が多いです。

 一之貝、軽井沢地区の農家は殆どが75歳~80歳、5年後は80歳~85歳になりますので、もう体力的に続けることが出来ないと判断されます。

 今回刈取りをせずに放置されてしまった田んぼは、今夏の強い雨などで稲が倒れてしまい高齢の自分一人では稲刈りが出来ない。手伝って貰うにも過疎化で人が居ない。今年で百姓を止める予定であったのでコンバインなどの機械の下取りを予定していたなどの理由で放置されてしまった様です。

 種蒔き育苗、代掻き、田植え、水管理、除草、そして村普請と収穫まで多くの労力そして経費を掛けてきたのに?傍目でも残念でなりません。これが日本の農政なのか?と落胆しています。