三重県名張市から農園芸ジョブトレーナーの人材育成事業の先駆者 前川良文さん(日本園芸福祉普及協会 理事)を招いて「ジョブトレーナーの育成と行政との連携」と題して講演いただき、その後、参加者20名で現場の課題等について意見交換しました。
これまで農福連携の推進について数々のフォーラム、シンポジウムが開催されてきましたが、その内容は、農福連携の先進事例、好事例の紹介が中心でした。しかし、これからは農福連携運動をより具体的かつ一定の基準に沿った形で普及するためには、普及を担う人材となり農園芸ジョブトレーナーとジョブマネージャーを育成しなければなりません。前川さんのその人材育成を行う講座を既に10年前に三重県、そして名張市と連携して実施されてきました。
今回の講座では、障害者の特性、農家の現状等について説明いただき、農福連携を推進するに当たっての課題と、それを解決するためには障害者と農家の間に立つ人材の育成が必要である力説されました。