今日は田んぼに水を引く用水路、通称「細野の堰」の通水作業が12人の参加で行われました。
土地改良区の無い栃尾地域は用水管理はそれぞれの集落、谷、水系毎に関係者で結成された組合で行っています。UNEが活動する一之貝地区にはもいくつかの組合があり、UNEは現在3つの組合に加入しています。
今日は細野の堰、そして建石の水路の通水のための村普請に参加しました。
八方台という山を源とする稚児清水川の取水堰から延長1.5km程の水路(約半部が管渠となっている)を細野の堰と称します。連休から始まる春田の「粗打ち」そして「代掻き」作業のための水を確保するための堰の開口(通水)、そして水路の江浚いを行いました。途中管渠が雪の重みで壊れ、漏水していたため、午後からも数人が出て修理しました。
今年の初めにこれまで中心的に先導されておられた方が急逝されたため組合員も1人減りましたが、その方の田んぼを請負う方が代わって参加して呉れましたので人数的には変化はありませんでしたが組合員の高齢化は否めません。
開渠となった部分には、沢山の落ち枝や落ち葉が水を堰き止めていて洪水の原因となります。常時、定期的な管理がないと受益地だけではなく下流の市街地にも大きな被害をもたらす要因となります。
このように農地の管理をしながら防災活動もしているということを関係者以外からも理解していただき、高齢化、過疎化の進む中山間地での農業に対しの積極的な理解と支援をお願いしたいと思います。