東京農工大学客員教授の福井隆先生を招いて、最近荷頃地域で発生している獣害の対策についてのお話を伺いました。
最近、荷頃地域ではこれまでのクマの出没に加え、猿も見かけるようになり、農作物の被害が報告されています。出没や被害の報告はよく耳にしますが、その対策はほとんどなされていません。
そのような中、まずは、「獣害とな何なのか?」「何が被害なのか?」「自ら獣に餌を与えていないか?」「獣の住む場所を侵害していないか?」「獣との棲み分け境界を明確にしているか?」「昔と今とで獣との付き合い方はどう変わったか?」「いつどこで何匹出没したか?」など、福井先生から具体的な項目を挙げてもらい、参加者みんなで議論しました。
結論としては、一元的な解決策はなく、地域全体(老若男女)で上記の項目についてよく話し合い、地域挙げて取り組まなければならないということになりました。
しかし、高齢化、過疎化が進みコミュニティの力がどんどん脆弱化していく中山間地域で、これらの対応も難しいのが現状です。
我々のようなNPOが中に入り、一緒になって活動していくことが大切であると実感しました。
只、獣を殺処分するのではなく、人と獣が共存できるような環境を作るのが今に生きる我々の役目だと思います。
今後、行政を引き込み、地域と一緒になって対策を考えて行きたいと思います。
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タナカ (水曜日, 14 9月 2016 21:09)
猿 で 獣害 と言えば のうりん って アニメ の 第 04 話目 を
僕は思い出します。
僕達が見学に行った時も獣害に付いて話されてましたね。
其の時の話の中の猿の為の番犬?を育てるって話は此方では
獣害対策と言うよりも
セラピー犬を育てるって捉えられて居る様ですよ?