そら恐ろしい!遺伝子組換

 まちなかキャンパスで、自然農法家 岡本よりたかさんの講演会に参加、遺伝子組み換え作物、そして自然栽培についてお話を聞きました。

 特に、アメリカ、モンサント社が進めている遺伝子組み換えによる種の世界戦略のお話しは「そら恐ろしい」ものがありました。

 農業の大規模化、効率化を求める余り「除草剤を撒いても枯れない作物」「虫が食わない作物」の種を遺伝子組み換えで開発、セスナやヘリコプタ等で空から除草剤を散布し、雑草は枯れても大豆やトウモロコシなどは枯れない作物の種を生産・販売しているとのこと。

 今までは、除草剤を作物にはかけず雑草にのみかけていたのが、この種の作物には平気で除草剤が散布される訳ですので、どれだけの残留農薬があるか分かりません。

 そうして育てった大豆やトウモロコシが、我々日本人が知らない内に食卓に上がっていたとの現実を聞き大きなショックを受けました。

 遺伝子組み換えの種は、知らず知らずの内にどんどん増えている(普及している)とのことで、その作物の製品を食べて様々な健康被害が出て、世界的には既に大問題になっているのに、日本の政治やマスコミはまだ大きく取り上げていません。また、今後TPPの加盟により遺伝子組み換えの製品がもっと大量に日本に入ってくることも懸念されています。

 いずれにしても政治や社会に頼るのではなく、先ずは現実を良く理解した上での自己防衛が大切です。自ら作ったお米や野菜、そして調味料等も添加物の出来るだけ少ない物を選んで、これから食事をしなければと強く思いました。

 安保法制といって軍事・軍備について世論は沸騰していますが、食の安保を全く問題にしていない日本社会に疑問を感じた衝撃的な講演会でした。(家老)