クロモジ実証・実験

 養命酒の原料、そして高級和菓子用の爪楊枝などに利用されているクロモジ(烏樟)が一之貝周辺の山林には非常の多く自生しています。

 これらを耕作放棄された田んぼに人工的に栽培し計画的に収穫することで、地域の活性化を図りたいとの目的で、本年度農林水産省の「薬用作物産地確立支援事業」を活用し、クロモジ栽培の実証・実験をおこうなための実験ほ場が先日ついに完成しました。

 クロモジは植え付けてから収穫まで約6年を要すると言われていますが、日射や施肥、水はけ、植え込みの間隔等を違えて生長具合を実験します。

 屋外での実験ですので、災害や積雪で思うような結果が得られない可能性もありますが、クロモジの性質・性格をしっかり調査し、出来れば耕作放棄地対策のひとつとして今後活用出来たらと思っています。

コメントをお書きください

コメント: 1
  • #1

    ミヤマオクヤ (土曜日, 22 8月 2015 10:51)

    2~30年前の事で恐縮ですが、秋の山菜採りの時柳池周辺で見かけ
    一枝取り香りが良いので、爪楊枝に加工した思い出が有ります。
    薬用酒に利用されているとは思いませんでした。一之貝はマタタビの木
    も多いので、これも作付され、薬用酒にされては如何でしょうか?