北荷頃浅間神社祭典

 北荷頃にある浅間神社のお祭りが北荷頃の禅宗のお寺様 曹源寺で開催されました。 

 浅間神社は富士山にある神社で、木花開耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)がお祭りされており、火を放った産屋で無事に子を産んだ 言い伝えにより、安産、子育ての守り神として古くから信仰を集めてきています。
 また、富士山は日本一美しい山ですが、かつては火山としてたびたび噴火を繰り返していました。 その激しい噴火を鎮め、同時に新しい生命を生み出す神として、火中で無事に子を生んだ という言い伝えから、木花開耶姫命をご祭神としています。

 これに因んで、地滑りや土砂崩れの多いこの荷頃地区にも浅間神社が建立され、木花開耶姫命をお祭りして、地盤の平穏をお祈りするのが本祭典の目的のようです。

 曹源寺に安置されている木花開耶姫命は、毎年この日だけご開帳となり、祭りの行列と共に街中を練り歩き、その後、山の上にある浅間神社に安置され、曹源寺の方丈様の読経の下関係者の一同の参拝で祭典は終了します。

 終了後は100名を超える祭典に関わった方々で賑やかに直会(なおらい)が行われました。

 老若男女総出の村あげてのお祭り、世界平和、天下泰平を祈る祭典は、正に田舎のオリンピックの様で大変感激しました。(家老)